子どもが財布からお金を盗む理由｜子どもが抱えている問題を調査

子どもが財布からお金を盗んでいる。これは確かにいけないことですが、盗んだ事実を叱っても問題は解決したといえません。なぜ、財布からお金を盗む必要があったのか？対処しなければならない問題は、こちらの方です。何かトラブルに巻き込まれているのかもしれません。子どもがお金を盗む背景を解説します。

最終更新日　2023/3/15

【この記事は下記の方に向けた内容です】

財布に入れていたはずのお札がない
子どもがお金を盗んでいる
お小遣いを上げているのにお金を盗む子ども
なぜお金を盗むのか知りたい
子どもがトラブルに巻き込まれているかもしれない

お金を盗む子どもが抱えている問題を調べる方法

子どもがお金を盗む理由
相談事例：『息子がお金を要求されている』
子どもがお金を盗む背景にある「いじめ」を解説
お金を盗む子どもの相談場所
無料相談窓口のご案内

子どもがお金を盗む理由

親子関係の悪化

まず、子どもが親の財布からお金を盗んでいるということは、親子関係が上手くいっていない証といえます。最近、子どもと十分な会話はありますか？子どもが抱えている問題を把握していますか？子どもがお金を盗む理由から順を追って、子どもの抱えている問題を知りましょう。

欲しいものがある
禁止されていることをやりたいから
お小遣いが足りない
家庭内に問題があるから
親の気を引きたい

【欲しいものがある】

友達の影響を受けて、特定の商品が欲しい子ども。子どもの世界にとって、友達というのは莫大な影響を及ぼします。自分だけがその商品を持っていないという劣等感を抱えているのかもしれません。「友達と遊びに行きたい」「友達と買い食いしたい」という場合もあるでしょう。しかし、何をするにしてもお金がかかります。そのため足りないお金を盗むということが考えられます。

【禁止されていることをやりたいから】

例えば、子どもに買い食いを禁止しているとします。普段を親の言いつけを守っている子ども。そんな時、友達に誘われたら？子どもは親よりも友達を優先します。誘われたから行きたいと思う子ども。でも親は買い食いを禁止しているため、必要なお金を貰うことができません。すると残る手段として、お金を盗むということになります。

【お小遣いが足りない】

毎月のお小遣いが足りず、親の財布からお金を盗んでいるのかもしれません。この場合、単純にお小遣いが少ない場合と、子どもがお金を使い過ぎている場合があります。子どもにも付き合いがあります。子どもの年齢に見合ったお小遣いが必要です。反対にお小遣いは十分なのに、すぐに使ってしまうといった場合では、子どものお金の使い方を指導する必要があります。

【家庭内に問題があるから】

家庭内に問題がある子どもは、お金を盗むことがあります。親との関係、兄弟との関係にストレスや孤独感を感じ、お金を盗む。これは意外にも多いケースです。子どもに関心を持って接していますか？ステップファミリーなどマイノリティな家族形態の場合も、思春期の子どもは実は多くのストレスを抱えていることがあります。

【親の気を引きたいから】

親に注目されたいという思いから、問題行動を起こしていると考えられます。親の財布からお金を盗む行為は、一発でバレます。敢えて、愚かな行為をすることで、親に注目されたいという心理状態であることが窺えます。子どもと2人だけの時間を持つなど、積極的に関わる時間が必要です。

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相談事例：『息子がお金を要求されている』

相談者　30代女性

『中学1年生の息子がいじめにあっています。最初に違和感を持ったのは、数カ月前にお財布に入れていたはずの5千円がなくなってたことです。このときは私の勘違いだったかと思い直しました。しかし、それからも度々財布に入れてあったはずのお札がなくなることが続きました。息子に聞くと、泣きながら全てを話してくれました。同級生にお金を持って来いと脅されているようです。学校と加害者の保護者と話し合い、一旦は解決しました。しかし最近、また財布からお金がなくなっていることがあります。息子は「知らない」と言うだけで、以前のように話してくれません。息子がお金を要求されている証拠が欲しい。証拠を持って警察に相談したいと思っています。』

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子どもがお金を盗む背景にある「いじめ」を解説

お金を盗む背景にあるいじめ問題

親の財布からお金を盗むということは、親に相談できない問題を抱えているのかもしれません。よくあるケースとしていじめがあります。「お金を持って来い」と脅されている。最初はお菓子やゲームといったことから始まります。それがだんだんとエスカレートすると、万単位のお金を要求するようになります。子どもは当然そんなお金は持っていません。親の財布から盗むしか手段がないのです。

暴行・脅迫

いじめを受け、お金を要求され、言われるがままに渡す子どもはいません。暴行や脅迫を受けているから渡さざるを得ないのです。あざや傷がないからといって安心できません。見えないところを傷つけられているかもしれません。暴行や脅迫、ゆすりは犯罪です。子どもを守るために、しかるべき対応を取りましょう。

証拠収集

暴行・脅迫・ゆすりは犯罪です。悪質な場合は、10代であっても厳罰は免れないでしょう。警察に訴えるには、証拠が必要です。証拠収集の方法についてご紹介します。

被害者本人及び目撃者の証言
LINEなどのメッセージの記録
子どもが書いた日記・メモ
被害の影響

【被害者本人及び目撃者の証言】

学校内で起きていることであれば、いじめを目撃している人が必ずいます。被害を受けている子どもから話をきけない場合、学校関係者にも聞いてみましょう。

【LINEなどのメッセージの記録】

イジメ行為についての証拠が、LINEメッセージ等の記録として残っている場合があります。金銭を要求するメッセージなどが見つかる可能性があります。

【子どもが書いた日記・メモ】

子ども自身が、いつ、どこで、どのような被害を受けたか記録した日記やメモは証拠となります。また、ここから被害状況を把握することができます。保護者もお金が盗まれた日やその金額、子どもの様子などの記録をつけると良いでしょう。

【被害の影響】

暴行・脅迫・ゆすりを受けた子どもの身体的、精神的影響、そして学業成績などの状態を調査し、それらの情報を証拠として利用することができます。

証拠収集は探偵興信所へ

子どものいじめ問題は、とてもセンシティブな問題です。いじめの詳細を親に話したくない子ども。いじめ問題を大ごとにしたくない子ども。被害を受けている子どもは、親を心配させたくない、これ以上傷つきたくないと考えます。いじめの証拠収集は簡単ではありません。警察に被害を訴えることができる確実な証拠を集めたい場合は、探偵興信所へ相談してください。探偵興信所のプロの調査士が、調査にあたります。

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お金を盗む子どもの相談場所

子どもの問題はみんなで解決する

お金を盗む子どもを相談できる場所をまとめました。

【学校】

子どもが長時間過ごす学校。学校に相談して、子どもの学校での様子なども教えてもらいましょう。「学校指定弁護士」を設置している学校もあります。いじめの実態がある場合は、スクールカウンセラーや弁護士への相談も良いでしょう。

【児童相談所】

児童相談所は子どもたちと家族の問題を支援する機関です。子どもが自分で解決できない問題を抱えている場合は、児童相談所への相談も検討してください。児童相談所は、子どものカウンセリングなどを行ってくれます。

【警視庁　ぴったり相談窓口】

警視庁が開設しているぴったり相談窓口というWEBサイトがあります。WEBから誰でも相談できます。問題に対する適切な相談窓口を教えてくれます。

探偵興信所の相談窓口

探偵興信所では、トラブルに対する調査を行っております。お子さんがお金を盗む理由、学校での様子、いじめ問題などの調査を行っております。お悩みの方は、無料相談窓口よりお問い合わせください。

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まとめ

子どもが親の財布からお金を盗む背景はさまざまです。問題はお金を盗む行為ではなく、なぜ盗むのか、その理由です。子どもに問題はなく、ただの非行の一部の行為と思われている方もいるかもしれません。しかし、実は誰にも相談できないトラブルやストレスを抱えているケースもあります。専門機関や専門的調査で、子どもの抱えている問題を理解することが重要です。